尚子のUSA便り
 
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第1回インタビュー
「アメリカでの環境に配慮したキャンプ体験」 〜 小原大樹・久世さんご夫妻に聞く


 
 
 「大樹さんとひさよさんのWebサイト、キャンプや自然の情報がいっぱいよ!」という友人の言葉に、サイトを開いてみたら、大きな大きなアメリカの自然がはみ出しそうに写真いっぱいに広がっていました。何枚も何枚も整然と時系列的に旅行記風にまとめられたそのサイトからは、美しい大自然を体中で感じてメチャ楽しんでいる2人の感動が読者の私にもそのまま伝わってきました。 ”USA便り”記念すべき第1回インタビューは、アウトドアの先輩として大樹さん&久世さんご夫妻からのアドバイスも含めお話を伺いしたいと思います。
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【アウトドアはアメリカデビュー】
 小原大樹・久世さんご夫妻は2001年6月に大学院でそれぞれビジネスと心理学の勉強をするために2人そろって、ここサンフランシスコに渡っていらっしゃいました。これまでの2年半に渡る米国滞在中に、お二人はカリフォルニアを中心に、ヨセミテ、イエローストーン、アラスカ・・・など、アメリカ中のたくさんのスポットをハイキング&キャンプして回ったそうです。
尚子: 「キャンプの達人から一言お願いします。」
大樹: 「僕達は達人なんかじゃないですよ。米国に来るまでほとんど自然に触れる機会が自分達には無かったんです。でも、アメリカに来て、たまたまキャンプ&ハイキングをする機会があって、自然に接したことをきっかけに自分達の自然に対する意識がとても高まっていったんです。」 最初はキャンプではなくロッジなどに泊まってハイキングなどを楽しんでいたそうですが、途中からキャンプがほとんどになってしまったそうです。


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【キャンプをし始めたきっかけは?】
● ヨセミテでバックパッキングハイキングをしてみたいという大樹さんの野望。(この野望は無事達成されたそうです)
● あちこちに行ってみたいので、宿泊コスト削減を図りたかった。 と言うお二人。
そして今、そんな2人が撮りためた写真は既に1000枚以上にのぼり、行った場所は国立公園や州立公園を中心に40箇所、その半数近くがキャンプとのこと。お2人の言葉に、「私もあんな風に大自然に触れてみたい!」そんな願望がフツフツと湧いてきました。誰もが平等に美しい自然を楽しんで感じることができるんですもんね。 でも、充分な情報収集や事前準備をして、より安全・快適な状況で、そして自然を傷つけないような形でキャンピング・ハイキング・アウトドアライフを楽しむことが大切ですよね!
【アメリカ人とキャンプ】
尚子: 「アメリカ人はよくキャンプをすると聞きますが?」
久世: 「この国では、キャンプ&ハイキングをすることは生活の一部、普通の生活の延長線上にあることなのかなと思います。小さな頃からごく普通に誰もがしてきたアクティビティという感覚ですね。決して特別なことではなく。当然、キャンプなんてしないという人もいると思うけど、聞いてみると一度はやったことがあったりして。わたし達のように全然やったこともないという人は少ないと思う。」

【リトルヨセミテバレーでのキャンプ】
尚子: 「これまでキャンプをした中で一番良かった場所は?」
大樹&久世: 「ヨセミテのハーフドームに登ったときの、リトルヨセミテバレーでのキャンプかな・・・。バックパッカー用のキャンプ場だから水道やテーブルもなくて不便だったし。ちょっと熊が怖かったけど、鹿がキャンプグラウンドの中を僕らを怖がるわけでもなくとことこ歩く、なんだかよかったね。あっ、アラスカのデナリ国立公園での雨の中のキャンプも忘れられない。紅葉とツンドラに囲まれたキャンプ、とってもよかった!どちらも“自然の中におじゃましま〜す”って感じがすごくした。でも、正直順番を付けるのはどうかとも思います。どこもよかったから。」

【キャンプを通じて感じたこと・思うこと】
久世: 「自然の大きさやさまざまな姿にはいつもびっくりさせられます。想像の域を完全に超えてる。キャンプについては(日本のキャンプ場のことをまったく知らないので比べられませんが)、アメリカのキャンプ場は設備が整っていて、とっても過ごしやすいです。私は最初は慣れなくって眠れなかったけど、今ではすっかり楽しめるようになりました。ホテルに泊まるのも好きだけど、キャンプならではの良さがだんだんわかってきたような気がします。2002年3月に初めてヨセミテに行って感じた自然の偉大さ美しさが今でも忘れられません。きっとそれがわたし達のアウトドアを楽しむようになった原点だと思います。実際に自然の中に入って何かを感じるのは、写真で見るのとは全然違います。」
大樹: 「ビジネスと環境問題の関わりあい方を考えたときに、コミュニティーや消費者に対する教育に比べて、企業内、特にマネージャーレベルに対する教育が少し遅れているのではないかという感じがしてなりません。実際に、アメリカのビジネススクールでの教育について、どうやって利益を最大化するかということを教えることにほとんどの力が注がれ、倫理側面の教育がおろそかになっているという批判すら聞かれます。企業を取り巻くステークホルダーの環境や社会に対する意識が高まっていることを考えても、Corporate Governance やBusiness Ethics (環境教育も含む)の重要性を教えることは、必要不可欠になると思います。具体的な方法は、いろいろあるかも知れませんが、“実際に自然の中に連れて行ってしまう”という強引とも思える方法が一番効果のある方法ではないかと思っています。先日参加したConferenceでも、同じような感想を持つ人は多かったし、何しろ、自分自身が経験した方法ですから。キャンプをしなくてもいいから、とにかく行ってみる。それから、どんな感想を持ったか意見を交換する。これが何かを変えるきっかけになるのでは。」
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【インタビューを終えて】
 大樹さんは環境とビジネスというテーマを大学院で研究されています。環境のクラスをとったり、環境関係の学会にも参加されています。又、現在 Ecoファンド関係のインターンもされていらっしゃいます。常日頃から環境問題にとり組まれているだけあって、今後環境問題を考えていく上で大きなテーマとなるような意味深いお話をたくさんお伺いすることができました。奥様の久世さんは、ご自分達のWebサイトを主に書かれてきたそうですが、あれだけの情報量をきれいにまとめられていて脱帽! 日ごろからエコロジーに対する意識はとても高い方です。一人一人のちょっとした心がけが美しい地球を守ることを可能にする! という意識を新たにさせていただきました。今日は本当にありがとうございました。 お二人の環境問題に対する意識の高さは、楽しいキャンプ&ハイキングを通して得た美しい自然に対する感動・気持ちが原動力になっているということを痛感しました。さぁ、私も自然の中に出かけてみようかな!?大きな大きな自然に出会って、自分で感じてみないとね!
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インタビューアー:渡辺 尚子(Hisako Watanabe)
[ 環境TV.net San Francisco支部局 ]
慶応大学文学部卒業後、会社勤めを経て2001年渡米。現在、サンフランシスコ Golden Gate University 大学院にて会計学を勉強する一方で、日米文化交流等、ボランティア活動にも積極的に参加中。
 

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