尚子のUSA便り
 
TOP 検索エンジン  
LINK 投稿動画
   
   


 
第2回インタビュー
スーパー元気アーティスト、西田マコさんに聞く〜自然とのかかわり方

 
 
 
さまざまな顔を持つサンフランシスコは、アーティストの街でもある。おしゃれなバー、カフェ&レストラン、ハーブショップの建ち並ぶホットなストリート Valencia にマコさんのアトリエ兼自宅はあります。1階はミュージシャンのスタジオ、その横の玄関を開くと、そこには、見上げるほど長い階段が続いていました。何か素敵な予感を与えてくれる、緩やかにカーブを描いたその階段を上り、中扉を開けてみたら・・そこは、まさにマコワールド。キュートな小石のコレクション、Photos, マコさんのPaintings、そして、壁一面にびっしりと並ぶたくさんの本類が目に飛び込んできました。自然と造作。新しいものと古いもの。さまざまな要素が巧妙なバランスで調和した空間。その空間には、マコさんの作風にもつながる暖かさ、元気がいっぱいでした。

「USA便り、第2回インタビュー、本日は、現在サンフランシスコで活躍中の画家、西田マコさんに、マコさんのアトリエ&ご自宅にてお話を伺いしたいと思います。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
絵のモチーフ
西田マコさんは多摩美術大学、絵画科を卒業後渡米、アカデミーオブアートカレッジにて版画専攻で修士号を取得されています。在米20年、その間、第16回ジュリード展、プリントクラブ オブ アルバニー(1989年)、第9回アート展、第7回パークサイド ナショナルスモールプリント展(1993年)等を受賞されています。又、タイムスペース<個展>喜多美術館、奈良県桜井市(1992年)はじめ、日米両国で、グループ展/個展にも積極的に参加されています。その他、SF、Divisadero Street のゴジラ寿司のゴジラの絵(その絵が描かれてから、その店は行列のできる人気の店になったという・・)の作者でもあるということは、知る人ぞ知るトレビの泉的お話??
マコさんの絵はその作風、作成時期からいくつかのシリーズに分けることができます。その中の代表的作風の1つが絵の中心にたまごのような大きな丸が描かれたインアンドアウトです。マコさんの絵から地球、宇宙、自然といった印象を受けるのですがと尋ねると、 「その通りですが、もっと言えば、時空間がコンセプトで、その中に全て入っているのです。人間の生命も、地球という惑星の生命も宇宙という生命も細胞1個も。自然の中の生命というものが全て入っているのです。ミクロからマクロ、細胞1個から、宇宙空間まで、そしてそれに時間空間を足したものまで。」 哲学的な言葉がどんどんとマコさんの口からあふれ出る。小学校以来、毎月平均10〜15冊、本を読み続けているという、自称活字中毒のマコさんは画家であり、自然を愛するナチュラリストであり、そして哲学者であったのです。 ご自身にとって自然とは?という質問に、「母」と即答するマコさん。その回答速度に、マコさんの真意が伝わってきました。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
自然との接し方
尚子
「マコさんはよくキャンプへ行ってらっしゃるようですが、どんな風に過ごされるのですか?」
マコ
「キャンプは基本的に2週間に1回、Sun Mateo County Park など 近場であっちこっちという感じです。キャンプに際しては、なるべく自然との調和をはかれるように、自然を壊さないように、というようなことにいつも気をつけています。火をおこすのに手軽な方法としてマッチ&ガソリンという手段を使う人が多くいますが、私は薪を割って、フーフーと原始的に火をおこすようにしています。便利なものはあまり使いたくありません。それから、海にも1年に1回は10〜12週間行って(それは西海岸が主なんですが)、何にもせず、どこへも行かないで、ただビーチでぼーっとしている。空を見て、ときどき海へ入って、フィンとシュノーケルをつけて波と一体になる。そんな過ごし方をしています。」

------------------------------------------------------------------------
エコロジーについて
尚子
「キャンプに際しても、環境保護に関してとても細かい配慮をしていらっしゃる印象をうけましたが、環境保護についてお話をお伺いできますか?」
マコ
「環境保護については、母の代からやっていることなんです。買い物に行ってもなるべく、ビニール袋はもらわないようにしています。自宅では、たとえばペーパータオルもあるけれど、なるべく布巾を使う、洗剤も、海に分解されるものをできるだけ使うようにしています。」

皆さんへのメッセージ

一人一人が本当の自分を知ること!

--------------------------------------------

インタビューを終えて
マコさんの絵をはじめて見たとき、宇宙のような、地球のような、そして母親の子宮のような、暖かさとやさしさを感じました。一般的に抽象画に対して感じる「分らない」を通り越した、「分らないけれど、何かが伝わってくる」という感覚。
今回のインタビューを通じ、マコさんから、哲学的な、でも分りやすい言葉を使ったお話をお伺いすることができ、少し違った観点で自然、環境というテーマを考えてみることができました。人間も自然の、そして宇宙の一部であるという感覚は大切なことですね。今日は、本当にありがとうございました。
楽しいキャンプを沢山して、波と一体になって・・。マコさん、これからも、素晴らしい作品を期待していますね!そして、作品を通して、沢山の人に感動と元気を与えていって下さい。 

インタビューアー:渡辺尚子(ひさこ)
慶応大学文学部卒業後、会社勤務を経て2001年渡米、現在、サンフランシスコ Golden Gate University 大学院にて会計学を勉強する一方で、日米文化交流等、ボランティア活動にも積極的に参加中。


 
▲尚子のUSA便りトップ
 
     
Copyright (C) 2003 kankyotv.net
All Rights Reserved.